ラブ・キャンプ7』(原題:Love Camp 7)は、1969年公開のアメリカの女囚ナチスプロイテーションB級映画である。

ウェス・ビショップとボブ・クレス(サディスティックな収容所所長役も兼任)が脚本を執筆し、リー・フロスト(R・L・フロスト名義で)が監督を務めた。

あらすじ

ユダヤ人科学者のマーサ・グロスマンから情報を得るために(可能であれば救出も視野に入れつつ)、2人のアメリカ婦人陸軍部隊(WAC)将校がナチスの強制収容所へ潜入することを志願する。そこでは収容された女性たちが、ドイツ軍将校の性奴隷として、屈辱的な扱いや、拷問、レイプを受けていた。

マーサ・グロスマンが独房に収容されていることを知った2人は、彼女に接触するために1人が処罰されるよう仕向ける。その結果、ハーマン中尉が裸にされ、手首を吊るされることになる。しかし、マーサが自分の体を使ってハーマンの解放に寄与し、3人での脱出を試みる。

彼女たちの脱出計画は、戦闘を以ってクライマックスを迎える。

キャスト

  • リンダ・ハーマン - マリア・リース
WAC中尉
  • グレース・フリーマン - キャシー・ウィリアムズ
WAC中尉
  • 収容所所長 - ボブ・クレス
  • フィル・ポス
  • ロバート・カレイ - ジョン・アルダーマン
大尉
  • 金髪の囚人 - キャロリン・アップルビー
  • マックス・ケンプ - デイヴ・フリードマン
大佐
  • クラウス・ミュラー - ブルース・キンボール
軍曹
  • カール・ミュラー - ロッド・ウィルマス
大佐
  • エリック・フォン・ハマー - ロジャー・スティール
元帥
  • ナターシャ・スティール
  • パトリシア・ロディ
  • タクシー運転手 - リー・フロスト (クレジットなし)

評価

1970年代に、『女体拷問鬼看守パム』(1971年)や『残虐全裸女収容所』(1972年)など、パム・グリアを有名にした作品のジャンルでもある、刑務所に入れられた女性を描いたエクスプロイテーション映画(いわゆる女囚映画)の流行が始まったことで、その元祖ともいえる『ラブ・キャンプ7』がカルト的な人気を誇るようになった。この作品は、デイヴィッド・F・フリードマンが製作に関与し、ダイアン・ソーンがタイトルロールのイルザをその続編も含めて演じ続けた『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験』(1974年)や、イタリア映画『ナチ(秘)女収容所/ゲシュタポ・ハーレム』(1977年)、『ゲシュタポ卍収容所』(1977年、ダニエラ・レヴィの商業作品デビュー作)などのように強制収容所を描く映画であるナチスプロイテーションというジャンルにおける最初の作品でもある。

2002年、全英映像等級審査機構からビデオ制限区分認定を拒否され、ニュージーランド映画・文学分類局からも同様に拒否された。2020年にストリーミング配信のための認定申請書を提出した際も、BBFCは本作に対する申請の却下を支持した。オーストラリアでは当初上映禁止となっていたが、その後何度か修正を加えてR18 バージョンで上映された。そして、2005年にようやくノーカット版での上映に許可が下りた。

関連項目

  • 1969年のアメリカ合衆国の映画の一覧

脚注

外部リンク

  • ラブ・キャンプ7 - allcinema
  • Love Camp 7 - IMDb(英語)
  • Love Camp 7 - オールムービー(英語)
  • The Bad Movie Report: Love Camp 7 - sarcastic review of the plot

Love Camp (1977)

Love Camp 7 UK Market Video Pre Cert Horror Collectors

The Bloody Pit of Horror Love Camp 7 (1969)

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