金属間化合物(きんぞくかんかごうぶつ、英: intermetallic compound)は、2種類以上の金属によって構成される化合物。構成元素の原子比は整数である。成分元素と異なる特有の物理的・化学的性質を示す。構成元素が非金属である場合もあり、例として二ホウ化マグネシウム(MgB2, B: ホウ素は非金属)がある。MgB2 は2001年に転移温度 39 ケルビンの超伝導物質であることが分かり、一躍注目を浴びた。

金属間化合物の種類には、下記のようなものがある。

  • 電子化合物 – 化合物の形成に原子価電子数が重要な役割を示す。
  • σ相化合物、ラーベス相化合物 – 成分金属元素が密に詰まるような結晶構造を持つ。
  • 電気化学的化合物 – 電気陰性度差の大きな金属間にでき、原子価の法則に従う。

関連項目

  • 金属学(金属工学)
  • 物性物理学
  • 無機化学
  • 合金
  • 固溶体
  • ヒューム‐ロザリーの法則

渡辺・佐藤研究室

ThCr2Si2型構造:金属間化合物における機能の宝庫 はじめよう固体の科学

小松研究室 Komatsu Laboratory

ジントル相:イオン結合とも共有結合とも金属結合とも異なる物質たち はじめよう固体の科学

金属とは【中学 理科】|かめのこブログ