港明(こうめい)は、愛知県名古屋市港区の地名。現行行政地名は港明一丁目および港明二丁目。住居表示実施。
地理
名古屋市港区東部に位置する。東は千年三丁目、西は金川町、南は港楽一丁目・港栄一丁目、北は辰巳町・津金一丁目に接する。
歴史
1800年に開発された熱田前新田の一部に該当する。
町名の由来
明るい名古屋港の意味で命名された。
行政区画の変遷
- 1947年(昭和22年)5月10日 - 港区熱田前新田(字辰巳・中ノ組)の一部より同区港明町1丁目および2丁目が、熱田前新田(字中ノ組・西ノ組)の一部より港明町3丁目がそれぞれ成立。耕地整理施行による。
- 1973年(昭和48年)10月20日 - 港区港明町1丁目・辰巳町4丁目の全部と熱田前新田(字辰巳)・港明町2丁目・千年(字ハノ割・ロノ割)の各一部より同区港明一丁目が成立。
- 1974年(昭和49年)12月9日 - 港明町2丁目および3丁目の全部と辰巳町6丁目・津金町1丁目および2丁目の各一部より港明二丁目が成立。
年表
- 1937年(昭和12年) - 当地(当時は熱田前新田)において名古屋汎太平洋平和博覧会が開催される。
- 1939年(昭和14年)7月 - 博覧会会場跡地に東邦瓦斯のガス工場である熱田供給所が完成し、供給を開始する。
- 1940年(昭和15年)1月 - 東邦瓦斯熱田供給所が、同熱田製造所と改称する。
- 1945年(昭和20年)4月 - 東邦瓦斯熱田製造所が、同金川製造所と改称する。
- 1957年(昭和32年)9月 - 東邦瓦斯金川製造所東側に同港明製造所が操業を開始する。
- 1960年(昭和35年)11月 - 東邦瓦斯金川製造所および同港明製造所がそれぞれ金川工場・港明工場と改称する。
- 1965年(昭和40年)7月 - 東邦瓦斯金川工場および港明工場が統合され、港明工場となる。
世帯数と人口
2019年(平成31年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。
交通
鉄道
- 地下鉄
- 名古屋市営地下鉄名港線 港区役所駅
道路
- 高速道路
- 名古屋高速4号東海線 港明出入口
- 市道
- 江川線(名古屋市道江川線)
施設
- 港北公園
港明一丁目
- MEGAドン・キホーテUNY東海通店(旧・アピタ東海通店)
- ユニーとドンキホーテホールディングスが共同展開する「MEGAドン・キホーテUNY東海通店」として2018年(平成30年)3月9日に改装して開業した。
- 中部労災病院
- 中部労災高等看護学校
- 港区役所
- 名古屋市立港明中学校
- 愛知県立港特別支援学校
港明二丁目
- 港明スマートタウン地区(みなとアクルス)
- 港明二丁目をはじめ、金川町、港栄一丁目、河口町、津金一丁目の各町にまたがる約38.5ヘクタールの工場跡地に商業施設などを誘導し、複合的な市街地とする計画。
- 三井ショッピングパーク ららぽーと名古屋みなとアクルス
- 上記工場跡地に整備された「みなとアクルス」に2018年(平成30年)9月28日に開業した商業施設。延べ床面積約12万4700平方メートルの4階建ての建屋にアオキスーパー、ロフトをはじめとする217のテナントが出店している。
- COMTEC PORTBASE(2025年3月開業)
その他
日本郵便
- 郵便番号 : 455-0018(集配局:名古屋港郵便局)。
脚注
WEB
新聞
文献
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 23 愛知県、角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。 NCID BN00094881。OCLC 674681322。全国書誌番号:89022577。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、名古屋、1992年3月31日。 NCID BN08352481。全国書誌番号:93012879。
- 名古屋市計画局土地調整部住居表示課 編『町名新旧対照便覧 住居表示編』名古屋、03。全国書誌番号:97027300。
関連項目
- 名古屋市の地名
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、港明に関するカテゴリがあります。



